Youtubeで見る説明付きバーチャル工場見学・活版印刷機編

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Youtubeで見る説明付きバーチャル工場見学・活版印刷機編忙しくて見学会に参加できないあなたに。

むしろきちんと編集された動画の方が、工場ではよく見られない細部まで見られてお得かもしれません。

活版(凸版)印刷機

Heidelberg KS Cylinder 1950年代の円圧式凸版印刷機です。紙を円筒に巻き付け、平たい版に押しつけて印刷します。これにより平圧式よりも大きなサイズに対応でき、また機械も小型化しました。

この動画は手ぶれもなく構造の細部をじっくり見られる良い作品です。

0:25〜給紙部を拡大。用紙を一枚一枚送り出す「ユニバーサルフィーダ」という機構です。左側の板の溝から黒い爪が出て紙を引っ張っていっているのが分かります(0:25左側)

1:10〜用紙の位置合わせの機構です。これも古い機構で、用紙を押して左右位置を合わせています。 機械の中での搬送速度と給紙機構上での速度が同じです。

オマケ

押す方法では印刷機の高速化に対応できないため、下図のようなストリームフィーダができました。位置合わせのできた用紙を掴んで、高速回転する機械のスピードまで増速します。

1:22〜黄色いシリンダーが紙を巻く圧胴です。圧胴へスイング機構により、給紙部から紙を受け渡しています。

1:55〜インキローラー群です。ローラーの上の蓋をしてあるところにインキを入れます。ローラーが一本間欠的に付いたり離れたりすることで、インキの供給量を調整しています。

左側のインキ元ローラーの回転数を調整し、真ん中の呼び出しローラーへインキを受け渡す面積を変え、より高速回転しているインキ練り・付けローラーへ等速度で転写します。

2:20〜往復しているのが版を乗せる台です。

2:54〜この機械は給紙と排紙が同じ側にあります。この形式はHeidelbergのオフセット機にも受け継がれました。ちなみに3:00で回っているのは機械の速度を安定させるための弾み車。

Heidelberg Platen これも1950年代、平圧式凸版印刷機です。用紙搬送の腕の動きが特徴的ですね。この機械は割とよく見かけます。なんとメーカーさんはまだ保守してくれます。

全体像はこちらで。

(※1:57で、先に説明したインキ呼び出しと元ローラーがよく見えます。このインキを入れているところを「壺」と言います)

用紙を手で入れる半自動機だと

こんな感じ(0:37〜)。オフセット機でも、用紙を一枚一枚入れる「手差し」の機械はありました。

Platenはよく改造されます。型抜きにも使われます。そして電熱を仕込んで…

ホットホイルスタンプ。

改造から見られるのはこちら

完全に手動機になると、手フート(foot?)、テキンという機械。

こんなこともできます。

新品で入手するならこちら。

朗文堂 アダナ・プレス倶楽部 / 蝶番式プラテン小型活字版印刷機 Adana-21J

※テキンは中古価格でもアダナと同じぐらいします。

まとめ

だいぶ偏った紹介になってしまいましたが、どうでしたでしょうか。暇な夜長に見てみるのも面白いかと思います。

他にもたくさんありますから、関連動画をたどってみてください。

では次はオフセット印刷編で。活字周りはまた後ほどまとめようと思います。


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