明日から使える!Photoshopチャンネル&レイヤーマスクの簡単過ぎるのに「応用効きまくり」な技・どどんと応用しまくりな応用編


明日から使える!Photoshopチャンネル&レイヤーマスクの簡単過ぎるのに「応用効きまくり」な技・どどんと応用しまくりな応用編pixta_2150158_M

応用効かせたいじゃないですか

応用ききまくりって書いちゃったし。

効かせましょうそうしよう。

じゃこれを。

pixta_2150158_M2

人物をもう少し明るくしてやりたい、でも背景はいじりたくない。とします。

でも、参考エントリの方法ではうまくいきません。

Cmd(ctrl)+Option(Alt)+2、でRGB合成チャンネルからグレースケールを拾って、反転してトーンカーブのレイヤーマスクにするだけでは、

pixta_2150158_M3

背景も明るくなり過ぎちゃうんですよね。これはこれで…な気もしないでもないけど、やっぱ下手なHDRぽくて嫌

というわけで、マスクをきっちり編集しましょう。方法は二つあります。

①マスクをトーンカーブで編集する

2014061615171_02

 

チャンネルパレットの「RGB」をCmd(ctrl)+クリックするか、Cmd+Opt(Alt)+2(キーボードショートカットで「従来のチャンネルショートカットを使用」していない場合。チェックを入れている時は「^」)を押して選択範囲を取り、すぐさまQでクイックマスクモードに入って、クイックマスク自体にトーンカーブをかけます。

雪にマスクの色がかからない状態までもっていったらトーンカーブを決定し、クイックマスクから抜けて、参考エントリのようにトーンカーブ調整レイヤーのマスクとして反転して使います。

(以降、このマスクを「ネガマスク」と言いますね)

一度レイヤーマスクに設定してから、トーンカーブで調整してもOKです。

 

②チャンネルから直に明るくした選択範囲を取得する

チャンネルをCmd(Ctrl)+クリックするとグレースケールの選択範囲が取得できますが、

取得した状態でさらに同じチャンネルを「Shift+Cmd(ctrl)+クリック」や「Shift+Opt(Alt)+Cmd+クリック」すると、それぞれ現在の選択範囲に追加、と現在の選択範囲との共通部分、を取得します。

難しいことはおいといて、どうなるかを見てみます。

RGBチャンネルサムネールをCmd(Ctrl)+クリックしたのち、さらに同じRGBチャンネルサムネールをShift+Cmd+クリックやShift+Opt+Cmd+クリックでどうなるかというと…

2014061615314

クリックした回数(図中の+1/+6/+12)で、

「選択範囲に追加(Shift+Cmd+クリック)」は より白く、

「共通部分(Shift+Opt+Cmd+クリック)」は より黒く

なった選択範囲を取得できます。

ちなみに「選択範囲に追加」だけはキーボードショートカットのみで取得できます(Cmd+Opt+Shift+2)

トーンカーブほど細かな調整は利きませんが、素早く選択範囲を作りたい時、適当でいい時、などこちらもお勧めです。手癖にしちゃえばいいんだし。

あと、クリッククリッククリック!している途中の結果を見たい時はQでクイックマスクモードに入れば見られますね。

 

作ったマスクを使おう

人物がとても暗いので、さらに過去エントリから応用きかせましょう。

除算カーブ!

▼こう設定します。

SS-2014-06-16-15.42.46

ちなみに、キーボードショートカットでレイヤー描画モードを除算にする方法は、一発ではできません。

レイヤーを選択して、Shift+Option(Alt)+「-(マイナス)」キーを「5回」連打すると描画モード除算になります。

(直後に「+」を押すと、トーンカーブのシャドウポイントが選択された状態になるので、そのままカーソルキー上下で調整可)

▼こうなりました。

pixta_2150158_M5

背景の雪のコントラストはそのままに、人物だけいい感じに明るくなりました。

チャンネルから取った選択範囲は、見ると抜けた部分もあったりしますが、塗りつぶさなくてもわりと自然に色調補正に使えます。

 

除算応用TIPs

参考エントリで「注意点」として挙げたこれ。

20131220shadow1

▼シャドウが浮いていると(丸部、ヒストグラムがシャドウいっぱいになっていない)

BmKsgQ1CIAAq-Ap.jpg-large

 

▼除算カーブを使っても、うすらぼんやりとしてしまいます。

BmKsgQ1CIAAq-Ap.jpg-large2

自販機の明るいところだけはマスクして、他を明るく持ち上げたい場合は次のようにします。

SS-2014-06-16-16.01.37

トーンカーブ1で、チャンネルから作った「明るいところをマスクした」レイヤーマスクを設定しています。

このレイヤーでシャドウを詰めます(左のトーンカーブ)このレイヤーは描画モードはいじりません。

そして除算カーブをクリッピングマスクとして乗せます(右)クリッピングマスクにするには、Opt(alt)+Cmd(Ctrl)+G、またはレイヤー下の区切りをOpt+クリック。

そうすると、トーンカーブ1のマスク範囲にトーンカーブ2も従うため、除算カーブが自販機の明るいところに影響せず、シャドウもきっちり詰めることができます。

▼結果。シャドウはきっちり締まっています(が、さらに色調整が必要…)

BmKsgQ1CIAAq-Ap.jpg-large5

 

さらにさらに応用TIPs

応用きかせまくりますよ!

20140616162633

これを触りましょう。まず全体に暗くてコントラストが強く、人物に外光が当たってシアンがかっており、また背景の室内は赤っぽくなってますね。

修正します。

まず人物、顔のみを見て、色補正します。

SS-2014-06-16-16.35.24

▲描画モードは触らず、顔色だけを見て補正。コントラストも顔のみ見て補正する。

▼顔だけ。ここからチャンネルマスクを作成していきます。

a0002_006800_m15

▼RGBチャンネルから作成したマスク。今回は「選択範囲に追加」を6回しました。キーボードショートカットは「Cmd+Opt+2」して、「Cmd+Opt+Shift+2」を6回

SS-2014-06-16-16.41.23

▼反転してトーンカーブ調整レイヤーのマスクに使います。

SS-2014-06-16-16.43.15

赤丸が、参考エントリの「レイヤー効果(ノックアウト「浅い」)」です。

▼結果はこうなります。

a0002_006800_m25

レイヤー効果を使わないとどうなるかというと…

a0002_006800_m55

▲むむむっ!

さて、このレイヤー効果をおさらいしましょう。

名称未設定-1_08

これに極端なマスクをつけて、比較してみます。

名称未設定-1_11

A’では暗く、A”では明るくします。まずレイヤー効果をつけないと…

名称未設定-1_13

マスクした部分はA’のみが適用されますが、マスク外はA’とA”を合わせた効果になります。A’で暗くしておいて、A”で明るくして、ってやってんですわ。

ではレイヤー効果「ノックアウト(浅い)」をA”レイヤーに適用すると、

名称未設定-1_19

すごいことになっていますが、先ほどA’+A”となっていた顔の陰がA”のみでコントロールできていることが分かりますね。

つまりレイヤー効果「ノックアウト(浅い)」は、

名称未設定-1_22

直下のレイヤーに反転したマスクを適用しているのと同じです。これを一枚で済ませようというわけ。

上下の調整レイヤーで、マスクした部分とそうでないところを(チャンネルから作成したのであれば、明るいところと暗いところを)完全に別々に調整できるようになります。直下のレイヤーの調整結果の影響を受けずに、全く別の補正ができる、というわけ。応用すれば、ミックス光源の補正もチャンネル他から選択範囲を作ってマスクして、今までより簡単に補正できますね。簡単といっても手間かかるんだけどね。

さっきの温泉男女で、レイヤー効果をつけなかったものが暗部が赤くなっていたのは、

先に置いたトーンカーブの結果

にさらに

上に置いたマスク付きトーンカーブの調整

を重ねているからです。

それでよい場合も多いのですが、レイヤー効果を使えばさらにコントローラブルになるのです!!

応用技はまだまだたくさんある…!

ある!あるよ!もっと知りたい!

こういうのは、#深夜補正から生まれたものも結構あります。

何か見つけたら#深夜補正 ハッシュタグ付きでぜひ自慢してください。

でっ!

6/27発売の+DESIGNINGには、選択範囲の取り方をみっちり書いておきました!

紙面の都合上、基本的なところだけですが…今回の応用編と合わせてぜひ買ってね!

まだアマゾン貼れないけど!後で貼るからこっちからも買ってね!!

きたきた!

でも地元の本屋さんにあるならそっち優先で!!

↓こちらは前号。HSBカラーチャート&肌色チャートがついてますよー


You may also like...

2 Responses

  1. 2014/06/18

    […] Photoshopチャンネル&レイヤーマスクの簡単過ぎるのに「応用効きまくり」な技・どどんと応用しまくりな応用編 – やもめもをご紹介します。 […]

  2. 2015/09/25

    […] http://www.iwashi.org/archives/3492 背景の色はいじりたくないけど人物をいじりたい。そんなときのこのテクニック。応用がいっぱい効くので覚えておいても損はないかも。 […]