三省堂オンデマンド見てきた

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三省堂オンデマンド見てきたあけましておめでとうございます。

三省堂オンデマンドのキカイ見てきたよ。

本体



OnDemandBooks – EBM Hardware

espresso book machine、というらしい。長いので以降EBMと略す。

Espresso Book Machine の OnDemandBooks と Xerox が提携

espresso book machine – Google 検索

実際に作ってもらった。(カネは出してないw)
500ページ程度で、2000円超え。絶版を入手できるのであれば安い、と思う。この時はページ数で価格が決まっていたようだけど、今後変わるのかな。

このキカイはVer.2になるのだろうか。Youtubeで見ると細かいバージョンがありそうだ。くっついてるプリンタは4112 Light Publisher(プロダクションプリンター 4112/4127 Light Publisher 商品情報 富士ゼロックス

バージョンが多いということは、完成形ではない、ということでもある。完成された良機に見られるような、キカイの部品同士の一体感が感じられない。まだまだ発展途上の改良の余地がたくさんある機械…わくわくしますなw

前バージョンはプリンタ側(OKI?)を持ち上げて、製本機の上にのっけていたが、わざわざ搬送を長くして給紙位置を下げている。ここで除電や当て見当してるのかもしれない。

作ってもらった時の動画はこちら。

既に表紙はプリントされてスタンバっている(紙を揃えているところの真下に、表2-3を上に置いてある…動画後半)。

紙揃えはこのバージョンでは重要らしい。前バージョンのEBMでは、揃え終わってバインダ、断ち工程までに何度もクランプを外して咥え直している。未確認だが古いバージョンでは背にガリを入れているように見えるが、本機では何もしていない。背側の揃えがまずいとページが取れてしまうので、本機では揃え終わりからずっと、クランプし続けている。

落とし込んでいる先、動画右手側が背になります。

…たぶん、オイル使う機種でプリントしたものはうまく製本できないんじゃないかな。滑るし。

製本工程に入る。

(クランプが動く所が上手く撮れてなかった…あとちょっとまずい声が入ってるので音声無し)

浸透の良いホットメルトで、普通の無線綴じよりも開きは悪いと思う。

オンデマンド機と同様三方断裁には1枚の刃しか使わない。刃の耐久性と1枚の価格が知りたいな。

本が開いてばらけないようなガイドが付いていたり、下の動画のものよりもちょこちょこと改良されているらしい。

下のは、三省堂のとメジャーバージョンが同じものと思われる。

たぶんこれは初代じゃなかろうか。バインダと製本機にプリンタくっつけた感。

ミスプリントや折れには、ある程度のセンサはついているんだろうけど、結局こういうのが出てきたりした。

無償で作り直してくれた。

途中で止めるとめんどくさいことになるのか、最後のページなのに最初から作り直してた。

おそらく静電気だと思うんだけど、積極的に除電しているような装置は見当たらず。普通のオフィス用プリンタと同程度の対策なんじゃないかと。ひょっとしたら紙の搬送が長い分、本機では曲がり、折れが出やすいんじゃないかと推測。

あと、「温かい」…のは、アクリルで閉じられた空間にノリ融かすヒータが常時稼働してるんだから、当たり前っちゃ当たり前なんで…できたてほかほか、なイメージは印刷屋としてはちょっと、と思うんだがどうだろう。料理じゃないんだから…

刷り上がりは手元に無いので要確認だけど、時間が経つと湿気で本身がボコボコになるんじゃないかな。コピー用紙だし。

(20110107追記:ちなみにサンプル本は全て、小口の本身が表紙より僅かに出っ張っていた。当たり前だけど…)

目のある印刷用紙で作るとプリンタ側と用紙の搬送で問題が出そう。あと用紙購入で勘違いやらなんやらで、逆目で作ってもそのまま納品されそうな気配…

内容

うーむ(^^;

まぁ見てください。

データは出版社提供のPDFなんだそうだ。

…え?(^^;

置いてあったサンプル本も、ほとんどが何かしらの気になる点があった。

のだけれど、中の人じゃないし、原因が特定できないからコメントは控えさせていただきます(逃げ)

プリント時に何かしら問題があったのか、そもそものデータがアレなのか…そもそものデータ、は確実にアレだけど…

こういうモノを「オンデマンド」として、決して安くない価格で売ることで、紙を残す意図がありながら、紙の本の地位を貶めている気がするんだが、あんまり気にしないものなのかなぁ。

ちなみに洋書の類は、見たところ画像のようだった。つまり全てPDFで納められている。

この、和書のデータがどの時点のもので、どこがPDF化したのか、等々興味は尽きませんね。印刷会社と出版社、データの保管、校正、権利関係、ね。オンデマンドの校正について考えてみますか?みませんか?w

で、どうだろう?

機械については…プリンタの性能で能力が決まってくるものだけれども、確実な搬送など、設置場所を考えれば機械に強いオペが四六時中ついていられるものではないし、より確実に動作するよう改良していくならば、今のところ安くなる方向はあまり考えられないのではないかな、と思います。あまり機械として美しくないんだよね。今は。

プリント品質も、プリンタ側の性能で決まるものだし、EBMだからどうこう、とはまだ言えない。現状の印字は、オフセット程ではないけれど読みやすいと思います。ちょっと、黒すぎる気がするけど。

表紙がペタつくのは気持ち悪い。紙変えてもらえないかな、それほど品質求めてないし。

あとは内容かぁ…コメントしづらいなぁ…他のblog等見る限りでは変な出力結果のものは無さそうなんだけど、サンプル本も変なのあったしなぁ。

いっそのこと画像化しちゃえばいいのに、と思ったり…

一冊にかかる時間は、espresso!なイメージではない。それなりにかかるし、一度に一冊しか処理できない。Cueが溜まれば捌けなくなる。

本当に絶版本のみを、店頭だけでなくネット受注して、機械本体をリース契約する…ならなんとかやっていけるのかな…ネットで受けるなら別にEBMである必要は無いしね。既存の設備でオンデマンド持ってる印刷屋が対応できるんだから。

出版社と印刷屋って…断絶してるんだねぇ…と改めて思った。

結局動いてるのはコンテンツ持ってるとこだけじゃん。なにやってんの印刷屋。弾幕薄いよ!

20110109追記

実験る?む フォントエンベッドしていないPDFの恐ろしい話

タイムリーすぎるというかありがとうございます。まさにこの状態なんだけど、ひょっとして…

全ページ画像なPDFもあるわけで、ひょっとして…作成までの連絡経路のどこかでファイルサイズ制限が設けられちゃったorWEB用PDFとして作ってねと言っちゃった方が居て制限しちゃった?
フォントのエンベット制限回避のためにわざと埋め込まなかった?
出力時エンベット無視しちゃった?
うーん…どちらにせよ、かなり見切り発車な感。統括者が居たら一度洗ってみてほしいものです。

関連リンク

E-Bookを本にする“エスプレッソ製本機”の可能性 : EBook2.0 Forum

三省堂書店 公式ブログ もっと見る – 「三省堂書店オンデマンド」リリースしました

大人の社会科見学:三省堂書店オンデマンドで「本のATM」を体感してみた – ITmedia eBook USER

印刷屋が三省堂書店オンデマンドを試してみた ? マガジン航[k??]


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3件のフィードバック

  1. よしき  より:

    このマシンをみていた、いくつか疑問があるのでいっとくね。
    ?製本はいいのか悪いのかを別にとして、カネは出してないって君は大人として恥ずかしくないのかよ、泥棒並み??製本の基本は分かってないかしら、暖かいというのは、紙に文字が印刷されて熱くなるじゃないの?見ている限り印刷が結構早いので、熱いうちに本が出来上がるの意味じゃないの??前に「絶版を入手できるのであれば安い」って言ってたのに、その後で「こういうモノを「オンデマンド」として、決して安くない価格で売ることで」って君は自分言っていることは矛盾じゃないのか??表紙べたつくのは出来上がったばかりじゃないの?インクが乾燥したらそうにはならないかもしれない。?印刷屋とそのオンデマンドはライバルとなっているから、後ろで人の悪口を言わないほうが人間として正しいと思うよ。君は自省したほうがいいよ!

    • やも より:

      読み辛いのでもう少し落ち着いていただけると…(^^)
      まず1、ですが、友人が出してくれました。太っ腹ですね。
      2、前段の意味が分りませんが、500ページプリントして熱が保持されるとは思いません。またあくまで、できたての印刷物=ほかほか、というイメージに馴染めない、という感想ですのであしからず。
      3、見る前と組版を見た後、の時系列でご覧ください。
      4、できたては非常にベタつきますが、見本として置いてあったものも手汗ですぐにべた付いています。
      5、印刷vs”その”オンデマンドの構図は既に無いかと。今起こっているのはそんな対立では無いような気がします。
      かなり感情的になられていますが、K社あるいは三省堂の関係者の方なんでしょうか。
      もしそうでしたら、ここに書かずに、出力された現物の有様を担当者にお伝えくださいね。その方がより建設的かと思います(^^)

  2. よしき  より:

    1 太っ腹だったらいいけど、前の書き込みは誤解されやすい。
    2 物を見た感想は人それぞれだと思う、なんともいえないのでコメントを控える。
    3 入手不可能な本はその場ですぐ製本できるなら、その意味が大きいかと思うし、500ページで2000円ぐらいならまぁまぁいいかという感じがする。
    4 本の紙自体は光沢紙ぽっいの物が使われているそうなので、紙の改良が必要かもしれないが、印刷でべたつき感があったとは思わない。
    5 対立しない

    機械なら不具合の時があるはずだし、完璧なものはない。本の失敗作は渡されてないだろうし、作り直してくれたそうだよね。だからその機械で作った本はそれだとは言えないじゃないかとおもう。
     
    感情的になったのは、カネ払ってないことを公な場で堂々という人がいるかと疑問をもって腹が立っただけ、まさか世の中はそんなに変わったのかと思っていた。俺は三省堂のものでもないし、一般読者でたまに利用する程度だ。

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