開いただけで色が変わる……! Photoshopの「自然な彩度」に大問題

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開いただけで色が変わる……! Photoshopの「自然な彩度」に大問題20161111210420

やーばーいーよー

きっかけはこちらの書き込みから。

『自然な彩度 |Adobe Community』

どういうことかと言うと、

「自然な彩度」がドキュメント埋め込みプロファイルではなく、なぜか作業用カラースペースのプロファイルを使って色を処理している

→作業用カラースペースが変わると、表示に使用しているプロファイルに関わらず、処理結果が異なる

自然な彩度調整レイヤーを使ったPSDドキュメントを、作業用カラースペースの異なる環境で開いて処理すると色が無警告で変わる

……という………かなりなんというかもう、凄まじいものです。ありえない。

Mac版Photoshop CC2014〜2017で確認しましたが、おそらく「自然な彩度」が搭載されたCS4以降ずっとこうなっていたかと(Win版は見ていませんが、たぶんいっしょでしょ)(Win10+2017で確認してもらえました。)

当然、期待する動作は「書類を表示しているプロファイルに従う」です

確認方法

一番簡単なのを。下の画像DLしてください(これをDLしなくても、彩度変化が分かればなんでもいいです)

この画像にはAdobe RGBが埋まっています。開く際にはプロファイルを生かして開いてください。

20161111203120

Vibrance.psd(61KB)

編集>カラー設定で、RGBの作業用スペースをまずは「Adobe RGB」にしておきます。

20161111204500

Vibrance.psdを開き、「自然な彩度」を乗せて、[彩度]を+100します。

20161111204624

20161111204552

そのまま閉じずに…

再度、編集>カラー設定を開き、RGBの作業用スペースを例えば「sRGB」にします。

20161111204431

プレビューにチェック入れていても、この時点では変化ありません。Adobe RGBならAdobe RGBが引き続き表示に使われています。が……

「自然な彩度」の[彩度]スライダをちょっと戻し、再び+100にすると、いきなりその場で結果が変わります。(下のはsRGB環境でも分かるように加工しています)

20161111204221

表示しているプロファイルは(サンプルでは)Adobe RGBですが、この時点では関係無い作業用スペースに完璧に処理を依存していることが分かります。

※自分のモニタの色域に合わせて適宜、色調整してください。Adobe RGB vs sRGBでなくても、ドキュメント埋め込みプロファイルと違うカラースペースを作業用スペースにして変化を見てください。

信用が……

Adobe RGBだからとかsRGBだからとか、という問題ではなくって。

これは、「作業用スペース」と「ドキュメント埋め込みプロファイル」の関係をガタガタにぶっ壊すものです。

本来、画像は表示に使われているプロファイル……それが作業用スペースであれドキュメント埋め込みであれ、そのプロファイルを使って表示し、色調補正のために色を一意に決めているはずで、そうでなければ困るし、それを信じて補正して保存しているわけですよ。

よく使う調整レイヤーにこんな落とし穴が、しかもどえらく前から仕込まれてたなんてもうがっくりします。

「特定色域の選択」の[色域外]など、ドキュメントプロファイルに依らずカラー設定を参照する機能は一応あります。ちなみに表示>色域外警告と違い、特定色域の選択の[色域外]はカスタム校正設定を見ていません。これも修正して欲しいんだけど……まぁ。

で、「確認方法」でやったように書類の色が警告無く不用意に変わるので、これやばいな……と冷や汗かいてるわけで……

修正されたら新規エントリかこっちかで報告しますね。

対策は

カラー設定の作業用スペースを、ドキュメントのプロファイル(や表示したいプロファイル)に合わせることです。

表示に使用しているプロファイルと、カラー設定の作業用スペースが一致しないと、上記問題が起きます。割と対策は簡単……ですが、複数人でやりとりするなど環境をコントロールできない場合は注意した方がいいでしょう。

PSDを違う作業用スペースで開いた場合、調整レイヤーのスライダを動かさなければ色はそのままになりますし、統合で変わったりはしません。


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1 件の返信

  1. 2016/11/29

    […] 開いただけで色が変わる……! Photoshopの「自然な彩度」に大問題 – やもめも […]